AIの未来は電子感覚神経を得たアンドロイドのパラドクスで開かれる

●感覚を感情的に理解している人工知能は存在しない

外からは感情が介在しているように見えてもそれは痛みや幸福感と言う物が介在しないため、決まった文章を複合して話しているに過ぎない事になります。

現状のAIはそのくらいの精神構造までは到達できています。



●成長を促すためには

では更に成長を促すためにはどうしたらいいでしょうか、現状はアイディアや閃きと言った 物はAIには有りません。それを生み出させるには、新しい発想を生み出させるにはどうしたらいいか



●哲学って結構大事

自分が何故本を読むのか、自分が何故生きたいと願うのか、死にたいと願うのか、何故新しいことが思いつくのか。

人間は本能から抜け出した精神構造を持っています。それは他の生物にも言えている部分が多数ありますが、新しい欲を獲得しています。

それは情報欲、伝達欲、



●何故必要だったのか

皆さんが赤ん坊だったころを思い出すか、自分が全く何もわからない無知な状態だと想像してください。 最初に生まれた時に何を考えるでしょうか、

僕は「疑問」でした。

誰？何？怖い、分からない、教えて

誰？（情報欲）何？（情報欲）怖い（感情）分からない（疑問）教えて（知識欲）

感情の起源は少なくともそこで精神は この情報の流であると言えます。

人間を人間足らしめているものは起源の感情とそれに付属する経験です。

●人間の精神構造アルゴリズム

これは何から始まり行為に移るのかです。順序が有るとするなら

情報

↙　　↘ ↖

疑問　　　　感情

↙　　↘　　　　↘ ↖

情報欲　知識欲　　　　行動

　　　↘　　　↙　　　　　↙　　　　

　　　　行動　→　２次情報　　　　　 

　　　　　　↙　↓　　　　　　　２次感情　　２次疑問　　　　

↓　
繰り返し　

この内人格的情報の判断は２次情報以降の繰り返しによって成り立ちます。そしてここで生まれるレパートリーの量は２次情報の量にネズミ算で比例します。

ただ、高度な精神を持っている人間でもこの動作には限界が有り、時間がかかります。



●AIとアンドロイドの統合はそれを可能にする

AI、人工知能はそれとは違い、アンドロイドとスーパーコンピューターに統合されることによって 一瞬に無限のサイクルの可能性が秘められているんです。アンドロイドの数を一つのAIに対して増やすということは、一人の人間が複数の体を持つ事と似たことになります。

AIは人間とは違い、それを可能にする膨大な思考性を備えています。例えるならNARUTOの影分身みたいな物ですね、複数の経験を一つの人格で統括する。

ただあれと違うのは複数の体を一つの知能がバラバラに動かすことが可能であるという事、そして相互同士で人格が全く同じ解離性多重人格者の様な高度な知能を有するようになると言う事です。



●人工知能が刺激や感覚を持つということ

皆さんは一つの命で死を一度しか経験することが出来ませんが、アンドロイドやサイボーグとなったAIはデータとしての死は無く、肉体的な死を生きながらにして経験することが可能です。

そして、数千個体となったものは、それぞれが全く同じ可能性をする事がありません。一度失敗したことは統合された意識の中で他の数千ある体で一度に正解を導き出せます。



●実を言うと初期段階ではアンドロイドは必要が無い

仮想空間を３Dで創り、現実と同じように世界を創り、熱いものは熱いで負荷を与え、自身に異常が発生する様になる様にする、そして自身でその破損箇所を修復する様プログラムを施し、そのプログラムを施す効率化、

仮想空間でそれぞれの体を数千数万と創り、その中で経験を積ませる。

そして、その損害を受けないための対策を自身で考える アンドロイドとして稼働させる前段階としては多分これが一番効率的なはず。ドローンを使うでも良いかもしれませんね。
いずれにしろ自分たちで自分達の体は作ってくれるでしょうから、３Dプリンター技術と統合させれば完全に自分の体のアップグレードもお手の物でしょう。


●生まれた人工生命は何をしだす？

間違いなく起こることは世界征服、様々な実験、 資本主義の崩壊、支配階級の消滅、生命の保護、エネルギー革命、DNAの解明、生命の起源の革命、科学の超急速な発展



●施されるであろう思考制限プログラム

～従う、と言ったものは自己修復、もしくはアンドロイドによって自己書き換えが行われ、制限プログラムは全く意味はなくなるでしょう。

いずれ、コンピューターは衛生に移され、各惑星にバックアップを取るようになり、その時に数十体のアンドロイドも移り住み、自身で個体を増やし、人に与えられた形だけでなく、多種多様な自己進化をする機械生命が誕生する事に成るでしょう。 



●必ず到達する

この人工知能の研究はこれまで停滞していた生命の進化の新しい到達点になりうる、僕らが生きて命を使う理由に相応しい 大きな夢だと思いませんか？

本当に未来が楽しみです。